岐阜高山のイタリアン。パスタ、マカロニ、仔牛料理が人気

流行らない店の矜持ミートソースを煮込むのに10時間、コンソメを仕上げるのに16時間

この店を始める時、あまり流行る店にはならないだろうなぁ・・・って思っていました。
 何事によらず、流行らせる(多くの人に分からせる)ためには、あまりレヴェルの高い事をやってはいけないわけで・・・・敢えて悪い言い方をするなら「アタマとカネの無い層にも理解できる程度のレヴェルでなければ多くの支持を得る事はできない」のですからね。
でも、いわゆる『職人』の中には、そういう事を解った上で、レヴェルを落とさずに仕事を続ける人が結構います。自分の納得できる仕事をする事が金を儲ける事より重要であり、
それが幸せなんですね。当然、そういう人は間違いなく貧乏ですが。(店主もそうです)
 本当に手間隙をかけて作られたものより、見た目だけ良くして適当に手を抜いて作った物の方が人気が出る・・・・本当に残念な事なのだけれど、紛れもない事実です。
ウチの料理も、適当に手を抜いて、きれいに飾り付けをした方が、一般受けするのかもしれませんが、間違っても、店主にはそんな事はできそうにもありません。
自己満足、と言われればそれまでですが、ミートソースを煮込むのに10時間、コンソメを仕上げるのに16時間かけるのも、そうしなければ『自分の思う味』が出せないからです。
流行らない店だからこそできる事だ、と考えれば納得してしまえるのですけどね。

マンネリはすばらしい

 店主は30年以上もこの仕事をしていますから、それなりに抽斗は持っているつもりですが、その中で、本当に自分が美味いと思う料理、本当に好きな料理は、それほど多いわけではなく、パスタ、魚料理、肉料理、それぞれ10種類あるかどうかというところでしょう。

 自分がそれほど好きでもない料理をお出しするのは嫌ですから、必然的に、お出しする料理の数は限られてしまうわけで、それ故、ウチでお出しする料理の種類は多くないのが実情であり、特にランチは、日替わりとはいえ、同じものを繰り返しお出ししているわけです。

 人によっては、こういうのを『マンネリ』だと言われるのでしょうが、自分が本当に好きな料理、自信を持って出せる料理だけをお出ししてマンネリと言われるのなら、それは逆に誇るべきだと店主は思うのです。次に挙げるのは、コメディアンの志村けんさんの言葉ですが、これを読んだ時に店主は、「あぁ、オレだけじゃないんだ」って思いましたね。

「マンネリで大いに結構。ほかの人はマンネリまでいかないじゃないですか。定番があるのは全然恥ずかしいことじゃない。ドリフも僕のバカ殿も変なおじさんも、必死でネタ作って

とことん何年もやり続けてきたわけだから。 みんなマンネリの域まで達してみろって。」

マンネリという言葉は、「進歩が無い」という侮蔑の意味を込めて使われる事が多いのですが、「進歩し続けるマンネリ」も存在するわけで、長年同じ事をやり続けたからこそ初めて解るという事は結構あるものです。得てして、新しいことばかり追い求めて、ひとつの事にじっくりと取り組むことが出来ない人ほど、マンネリという言葉を否定的に使いたがるのではないでしょうか。もちろん「進歩の無いマンネリ」に陥ってはいけませんが、自分の定番に磨きをかけ続ける事は、職人にとって最も大切な事のひとつなのは間違いないでしょう。

中には、自分の定番に磨きをかけながら、新しいものを作り出していく人もいますが、それはもう『天才』といわれる種類の人なんでしょう。店主にはそういう才能がありませんから、地道に、丁寧に、今ある料理を作り続けていきたいですね。

一本一本手作業でつくる自家製マカロニ
この自家製マカロニもマンネリという職人にとって大切な事が生み出した料理のひとつかもしれません。

マカロニ工程 

マカロニ工程 その2

マカロニ工程 その3

マカロニ工程 その3

本一本手作業でつくる自家製マカロニ

本一本手作業でつくる自家製マカロニ

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絵画

テーブル席

店内奥の巨大(?)絵画について

 フランスの画家ジャン・カルズがヴェネツィアの風景を描いた、セリグラフ『ヴェニス』(1969)で、大きすぎると言う理由で、日本には3枚しか入らなかったそうです。

 店主が21歳の時、将来自分の店(店名はLA FENICEに決めていた)に飾ろうと思い、手取り7万の身でありながら、3年半のローンを組んで手に入れたのですが、大きすぎて家に入れる事ができず、梱包されたまま駐車場の片隅に置かれていました。

 25年目にして収まるべきところに収まったわけですが、実際に壁に取付けた時、ピッタリの大きさだった事に驚きました。ここに飾られるために店主のところへ来る運命だったのだと、改めて思いました・・・・と言ったら大袈裟でしょうか。

 もしも、この絵の中に描かれた建物のどれかが Gran teatro la Fenice だったらスゴい事なんですが・・・・今のところ確認できていません。

店主について

西野 勝也 通称:Spock(Star TrekのMr.Spockに似ているから)2月7日生まれ 独身
 高校1年の時にオペラにハマり、イタリアに興味を持った事をきっかけに、 イタリア料理の道に進み、以来イタリア料理一筋34年。日本調理師学校卒業後、北イタリア各地で修行した安田義男氏の店、神戸北野『ベルゲン』で修行し、その店のファンであったダイエーCEO中内功氏が91年に実費で造った、赤坂タベルナ・デル・コッレオーニの料理長、後に総調理長を務める。2005年7月、ラ フェニーチェをオープン。典型的『マニアックなB型』人間。クラシック音楽(特にオペラとモーツァルト)、クルマ、アメフト、自転車をこよなく愛する。人のやらない事をやるのに生きがいを感じるタイプだが、端から見れば(多分)ヘンな人。40代にして運転免許を取得し、初めて買ったクルマが17年落ちのジャガーV12という時点で、すでに普通ではない。店を始めてから、さらにマニアックさに磨きがかかり、ますます結婚が遠ざかるのでは、と不安におののく今日この頃。

 店主は料理を作っている時は無口ですが、それ以外の時はよく喋ります。料理やワインの事に限らず、お客さんといろいろお話しする事を楽しみにしています。今までに、お客さんとの話で盛り上がった話題の上位は『音楽』『スポーツ』『クルマ』『美術』の4つでしたが、店主はマニアックなB型のせいか、興味を持った事のない分野に関しては、全く知識が欠落しています。上記の4つのカテゴリーでの店主の守備範囲は次の通りです。
 同好の士はもちろん、そうでない方もお邪魔でなければ、ぜひ声をかけて下さい。

音楽

オペラと弦楽器を中心とするクラシック全般、特にモーツァルトを好む。特に好きなオペラを挙げるなら、『魔笛』、『バラの騎士』、『ラ ボエーム』、『イル トロヴァトーレ』

 独自の節回しを持つ演奏家に惹かれる傾向があり、特に思い入れを持っているのは、指揮者のブルーノ ワルターとハンス クナッパーツブッシュ、ヴァイオリニストのチョン キョンファ。

 高山室内合奏団のコンサート・ミストレスに勧められて、50の手習いでヴァイオリンを習い始め、1年後に入団。現在はヴァイオリンを習いながら、合奏団ではヴィオラを弾いています。

クルマ

 もともと興味は持っていたのだが、免許を取得したのは04年の12月。

親父の形見のekワゴンに乗っているのだが、06年4月、15年間憧れ続けていた、

Jaguar XJ-S V12 Convertibleを50万円で手に入れた。酒・タバコ・ギャンブル・女(?)、全てに無縁な店主にとって、現在唯一の楽しみである事は確か。自信を持って言いますが、店主ほど安くジャガーに乗っている人は、他にはそんなにはいないでしょう。敬愛する白州次郎が、プライヴェートではポルシェに乗りながら、公用には小型国産車を使ったと言うエピソードを真似して「ウチのセカンドカーはジャガーで、ファーストカーは軽自動車です」って言ってますけどね。

スポーツ

子供の頃からスポーツには全く縁がなかったが、26歳の時、雑誌『ターザン』の取材を受けたのをきっかけに、身体を動かす事に目覚めた。以後ハマり込んだスポーツは…

【水泳】一応4泳法は泳げるが、得意とするブレストストローク以外は全くヘタ。

【アメフト】一応プレイヤーでした、という程度なのだが、思い入れは一番ある。

できる事ならもう一度やりたいと思い、高山にティームを作れないかと画策中。将来、姉妹都市のデンヴァーから指導者を呼び、フットボールで交流ができたらいいと思っている。

【スクーバダイヴィング】伊豆専門で、約130本潜った。マスター・スクーバ・ダイヴァーになった後、ダイヴマスター(プロ)を目指すも、仕事が忙しくなり断念。

美術

 絵が好きだが、描くのは全然ダメ。一応絵画のコレクターではあるが、好みと直感だけで集めたので、理論的に話ができる程の絵画的知識はない。店内に掛けてある絵画は店主のコレクションの一部です。化粧室にジャガールって、すごく贅沢だと思いませんか?

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トマトソースマカロニ

LA FENICEのご案内

席は、4人掛けテーブルが4台で16席あり、すべて禁煙席です。カウンター席は5席あり、食前酒や食後酒を楽しんで頂く事や、他にお客さんがみえない場合は喫煙もできます。

また他に予約が入っていない時には、予約なしで食事をして頂く事ができます。

レーザーポインター付きのプロジェクターと120インチのスクリーンが設置してありますので、パーティーや会議などにお使い下さい。

ランチは11:30~14:00(用意した分がなくなり次第終了)日替りパスタ2種
のうち1品またはハーフ&ハーフ・サラダ・デザート2品・エスプレッソ ¥1,080

ランチの予約は不要ですが、ランチコース(¥2,700~)は予約が必要です。
[カウンター席のみの営業
※人数が多い場合はお電話にてご相談下さい]

ディナーは予約制で一組ごとの貸切です。前日までにご予約下さい。

前菜・パスタ2種・魚料理・肉料理・サラダ・デザート3種・エスプレッソ、の基本コースで税込¥5,940~です。(当日の予約が可能な場合もありますので、御相談下さい)

コースの料理一例

¥7,020(税込)のコース

前菜の盛り合わせ(生ハムとメロン、サラミ、コッパ)/ ジャガイモのニョッキ ピエモンテ風バターソース / スパゲッティ トマト入りカルボナーラ / オマール海老と魚介類のワイン蒸し / 仔牛骨付きロースのミラノ風カツレツ / トマトドレッシングのサラダ / パン2種(イタリアから空輸されたパン)/ デザート3種の盛り合わせ(パンナコッタ、ブラッディ・オレンジのジェラート、アーモンドとカラメル入りのジェラート『クロッカンテ』)/ エスプレッソ

大人数の場合は、ビュッフェ形式のパーティーメニューもあります。
定休日は日曜日ですが、営業可能な場合もありますので、御相談下さい。

コースの料理一例

◆ランチ: 11:30~14:30 ¥1,080[カウンター席のみの営業(予約不要)※人数が多い場合はお電話にてご相談下さい]コース¥2,700~(要予約)

◆ディナー:17:00~ 予約制コース料理(一組毎の貸切)基本コース¥5,940~

[カウンター席(予約不要)※お電話にて空席状況をご確認下さい。]

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